結局仕事とは関係のない話になりつつあるようで。さて、ダムの魅力ですね。圧倒的なものや壮大なものについ頭を下げてしまうのは当たり前の話で、だれしも巨大ダムに接すれば思わず感嘆の声を上げるはずです。一方、そのダムが貯めている中身、中身は単なる水なわけですが、ダムが単なる沼や池と違うのは、規模だけでなく、そもそもダムは建設された目的のためにその水を貯めこんでおり、いざというときにはそのエネルギーを一気に吐き出すという点が異なります。川の早瀬で、流れの速さに足を取られた事はありませんか？その速さすらダムは呑み込んでいるわけです。それは、すごいエネルギーを貯めていることになりますよね。また、水圧、これも相当なものがかかっています。それもダムは貯めこんでいるのです。怒りを爆発させることを噴火、などと言いますが、ダムもじっと水のエネルギーを貯めこんでいるわけですよね。そう考えると、あの巨大な建造物がより素晴らしいものに見えてきませんか。特にアーチ式ダムなんかは、徳俵で踏みとどまる小兵の力士を想像し、とても愛おしく思えます。
普段は穏やかな表情のダム、しかしその中身はエネルギーで満ち溢れている、そんな人間に自分もなりたいと思います。ダムが必要か必要でないかは自分にはわかりませんが、今そこに既にあるダムに関しては、それをつくりあげた人々や、ダム建設のために犠牲になった（いろいろな意味で）人々や動植物、そういった関係者に対して想いを馳せてみてもらえればいいんじゃないかと考えます。
あれ、材木屋よりコンクリ屋さんになった方がいいですかねえ。

矢木沢ダムの放水です。さて、次週以降はどうしましょうか？誰に木材を販売すればいいですか？リクエストがあれば問い合わせフォームよりメールをお送りください。