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 2024年10月12日(土) 天気に恵まれたお休みでした その1
 12日の土曜日は中之条町まで出かけ、「なかのじょう森の学校」大人向けプログラムに参加してきました。
 入社して20年以上経過しました。仕事上の木材知識はあるものの、なかなか林業の現場までは出かける機会がありません。ウッドショック後の林業を考えるために参加してきました。
 まず初めは森林体験。
 滑りやすい急斜面を尾根までのぼり、森林の境界線を見学。人の手が入っている森林とそうでない森林の違いを教えてもらいました。それから間伐体験。チェンソ―は扱えないため、1本の樹を参加者全員でちょっとずつ手鋸で切りました。自分ではまっすぐ鋸をあてているつもりなのですが、すぐに曲がってしまい、何度も注意を受けました。 ヤマビルに怯えていたので(以前今回の体験地付近の山で登山をした時に大量のヤマビル襲撃をうけ、今回もいるのだろうなあと思っていたら案の定いて、ヤマビルごときでは死にはしないと思いながらもやはりイヤイヤが優先されてしまいます)、集中できなかったせいかなあ、とヤマビルのせいにしておきます。
 昼食後、昨年開業したばかりの中之条町木材活用センターを見学。ツインバンドソーや乾燥機、チップ製造設備などを見学しました。製材しているときに漂う木の匂い、やはり最高です。
 見学後、オリジナルの林業ゲームを体験。自分たちが木を育てたい山を選び、林業や中之条町についての知識を深めながら木材の製品化までゲームをすすめます。杉柱90本で家の材料として売却できるので、それが一番効率が良いと思い杉を植林しましたが、思うようにはいきませんでした。初めてのゲーム、しかも初対面の方とチームを組むという部分で戸惑いもありましたが、こういうゲームって地が出ますね。自分がケチでせっかちで、解説をよく読まないこと、改めて反省しました。
 我々販売側としては、安い材木であればそれにこしたことはないとつい考えてしまいますが、森林が荒れることにより自然災害の被害が増幅されたり、また獣害も森林利用が少なくなっていることから生まれます。私がビビるヤマビルも、人間が山に入らなくなってから勢力拡大が進んでいます(ヤマビルについては、いつかブログに書きたいと思います。子どもヤマビル研究会『ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記』山と渓谷社 2021 という名著があります。その紹介をしたい)。森林体験の講師の方もおっしゃっていました。自分よりも下の世代のために、と。私も同感です。木材利用に少しでも携わっている者として、今後も自分の手の届く範囲で林業や森林資源、自然環境の問題に関わるとともに、手の届く範囲を少しでも伸ばせたらな、と思います。
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